比叡山延暦寺を開いた伝教大師最澄の「一隅(いちぐう)を照らす」という言葉には、
一人ひとりが心豊かになり、平和で明るい世の中を皆で共創するという想いが込められています。
文化の発展は平和とともにあると考え、また本企画が次世代の一遇を明るく照らす趣旨でもあることから、
ウクライナ情勢の影響を受けて日本に移ってきた少女たち、
AnzhelikaとVladaを世界平和と伝燈の象徴として、
伝燈LIVEのアンバサダーとして迎えます。
母国でモデルになるという2人の夢が比叡山延暦寺のランウェイに続くと同時に、
ファッションショーを通じて世界平和への祈りを捧げます。
引用:CBCドキュメンタリー YouTubeチャンネル
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アンジェリカ
ウクライナ語
У мене дуже довга історія як ми потрапили у Японію.24 лютого на Україну напали. 25 лютого ми виріши що для мене та моєї сім’ї буде найкраще поїхати у Польщу щоб пересидіти війну.26 лютого ми виїжджали у Львів на кордон із Польщею, ми думали що швидко приїдемо туди , але не все так сталося як ми запланували. До кордону ми добиралися 4 доби, нам було дуже страшно і неспокійно на душі.Ми вже хотіли вертатися додому. Але на 4 добу у нас розрядився другий двигун у машині. Ми дуже переживали. Ми поїхали до блок посту і нам сказали що це дуже важливо тому нас пропустили. У Польщі ми були приблизно місяць і зрозуміли що ситуація в Україні не покращується а погіршується.Ми прийняли рішення летіти у Японію.Коли у нас вже були квитки на літак до Японії мамі сказали що мого брата неможуть пропустити ,через те що у паспорті його не вписали і я полетіла одна. Я дуже переживала, тому що це був мій перший самостійний політ, але завдяки Англійській мові я справилася. Коли я прилетіла в Токіо мене зустріла моя тьотя. Я була дуже щаслива що її побачила.Я дуже вдячна Японії що вона прийняла мене. Також дуже вдячна усім хто допомагає нам.Дякую модельному агенству Central Japan.І школі Nagoya International School за те що мене прийняли в школу.Я дуже сумую за своїми рідними та друзями, але що не робиться ,то робиться до кращого.Дякую за вашу важку роботу.
Once I came to Japan I was very moved by how good Japanese people are. We received a lot of help from both ordinary people, Japanese government and NPOs. The kimono show brings my dream to become model closer. I hope I will be able to learn Japanese, study in international school and at the same time become a model in Japan. I wish everybody who also had to leave Ukraine and come to Japan - to have peaceful life here, study Japanese and hope that the war in Ukraine will end soon. Thank you for everyone who is helping us!
日本語訳
私たちが日本に辿り着くまでの間に、多くの忘れられない出来事がありました。2月24日、ウクライナが攻撃され、翌日2月25日、私と私の家族は生き残るためにポーランドに向かいました。さらに2月26日、ポーランドとの国境にあるリヴィウに向けて出発しました。国境に着くまでに4日もかかりました。移動中、とても怖くて落ち着くことができず、早く家に帰りたいと心から願っていました。4日目に車のエンジンがパンクするトラブルが起きるなど、心配なことが重なりました。国境のチェックポイントで、この避難が非常に重要であると認可され、私たちは何とか通過することができました。ポーランドには約1か月滞在しましたが、ウクライナの状況は改善されるどころか悪化していることを知りました。なので、私たちは日本に移り住むことを決めました。ですが、日本への飛行機のチケットを手にした時、私たちの兄弟は許可がおりないと国から言われてしまいました。私の兄弟はパスポートに登録されていなかったからです。日本へは私一人で行くことになりました。たった1人で日本に行くことはとても不安でしたが、英語が話せたので何とか乗り切ることができました。東京に着くと、叔母が出迎えてくれました。その時、初めて心が落ち着けた気がしました。
ウクライナ人の私を受け入れてくれた日本と、私たちを助けてくれるすべての人たちに、とても感謝しています。そして、モデルエージェンシーのセントラルジャパンと、名古屋インターナショナルスクールにも、私を受け入れてくれたことに感謝しています。今は毎日元気に生活しています。けれども、家族や友人がいなくて寂しいです。
日本に来て、募金活動に参加してくださったボランティアのみなさま、日本政府のみなさま、NPO法人のみなさまから、多くの支援を受け、日本人の優しさに感動しました。今回のオンラインファッションショーは、モデルになるという私の夢への第一歩だと思っています。日本語をインターナショナルスクールで学びながら、同時に日本でモデルになれることを願っています。私はウクライナを離れて日本に避難してきた全ての人たちが、ここで平和な生活を送り、日本語を勉強し、幸せに暮らせることを祈ります。そして、ウクライナでの戦争が早く終結することを毎日願っています。日本のみなさんへ、私たちを助けてくれてありがとう。
ブラダ
ウクライナ語
Війна показала хто є справжнім другом України. Японія прихистила евакуйованих українців та надала змогу вільно розвиватися та насолоджуватися життям. Особисто я завжди мріяла пов‘язати своє життя зі світом моделінгу. Японія надала мені все потрібне для цього і я рада що можу розвиватися як модель в цей складний для всіх час. Я дуже вдячна всім людям які брали участь у створенні цього заходу. В тей день для мене відкрилися двері в світ справжнього моделінгу. Окремо висловлюю свою щиру подяку стилістам та візажистам, які постійно слідкували за нашим зовнішнім виглядом та піклувалися про наше самопочуття.
Насамперед я хочу сказати що я сумлінно ставлюсь до кожної поставленої задачі й мрію щоб в майбутньому моя модельна кар’єра стрімко йшла в. Ще раз дякую всім Arigatou gozaimasu!!!Yoroshiku onegaishimasu!!
日本語訳
この戦争で、ウクライナの真の友人が誰であるかが示されました。日本は避難してきたウクライナ人を守り、私たちが自由に生活し、人生を楽しむ機会を与えてくれました。私は、モデルの世界で活躍することをウクライナにいた頃から常に夢見ており、 日本は私の夢に必要なものをすべて与えてくれました。困難が重なるこの時期に、私がモデルとして成長できることは奇跡のように思います。このイベントの制作に参加してくださった全ての方々に心から感謝いたします。このイベントの日を持って、私のモデルの世界への扉が開かれました。また、私たちの体調を常に見てくれて、私たちの健康を管理するスタイリストとメイクアップアーティストの方々にも心から感謝します。私はすべての仕事に誠実に取り組むつもりです。将来、このイベントをきっかけに、もっとモデルとして飛躍していけたらと思います。今一度、皆さまに感謝申し上げます。よろしくおねがいします。
株式会社セントラルジャパン
この度は、弊社所属のAnzhelikaとVladaが、
本企画のアンバサダーにご推挙いただき誠に光栄に存じます。
これまでにない新たな視点で開催される本イベントは、まさしく新しい日本の文化を創出し、更に発展させるものとして大変意義深いものであり、ここからどのような形で様々な業界に影響を与えていくのか楽しみでなりません。
ウクライナ人であるAnzhelikaとVladaは、
将来の夢を叶えるために避難先である日本においてもモデルの勉強をしたいという強い意欲を持ち、モデルとしての将来性も期待できる人材であり、弊社としても少しでも力になりたいという思いでマネージメントをさせていただくことになりました。
母国が今大きな困難に見舞われている中、日本への避難を余儀なくされた彼女たちにとってこの経験は、日本という国を紐解く上で大変価値あるものであり、また各々の人生の中においても大きな足跡を残すものと信じています。
渡邊 仁
私たちが創り出すファッションで表現したいのは『仁愛』です。
相手を受け入れ、愛する事こそ重要であり、平和を築きます。
アメリカ公民権運動の指導者、Martin Luther King Jrは言いました。『愛だけが、敵を友人に変えられる唯一の力だ。』と。
比叡山延暦寺を創立した最澄が伝え続けている「一隅を照らす」という言葉のように、皆それぞれのフィールドで一生懸命活躍し、世の中に貢献する事で、富が生まれ、人から富を奪おうとする争う理由がなくなる。それこそが、古くから日本の精神的支柱である『和』の心だと考えます。
私は、ファッションのフィールドで被害に遭われた罪なきウクライナの方々を救うことに全力を注ぎたいと思っています。今回、さまざまな国にルーツを持つ出演モデルが、1つのステージで、1つのチームとして、この平和のファッションショーを彩ること、そこに答えを導き、この一雫が日本、そして世界へと波紋する事を願っています。
佐藤 丈亮
この度は、本企画のアンバサダーに就任して下さったアンジェリカさんとブラダさんにお礼申し上げると共に、日頃からご助力頂いておりますセントラルジャパンさまにも重ねてお礼申し上げます。
奇しくも、お二人を受け入れられた名古屋インターナショナルスクールは私の母校でもあり、ご縁を感じております。同じ学校の文化を共有する、私たちのつくる舞台が、ひとつの伝燈として実現できることを大変嬉しく思います。
また、母国で言葉にできないような経験をされたお二人に、ご心痛を察する一方で、お二人だからこそ世界に伝えられる想いがあるとも思います。本企画を通じて彼女たちの想いと勇気が、世界中で困難な状況にある方たち、そして常に世界の平和を願う方たちの誇りや希望に繋がるよう、チーム一同、力を合わせていきたく存じます。