根本中堂(こんぽんちゅうどう)は、東塔の最大の仏堂であり、延暦寺の総本堂になります。延暦寺を開いた伝教大師最澄が延暦7年(788)に創建した一乗止観院(いちじょうしかんいん)が元であり、その後何回も災害に遭いましたが、復興の度に規模も大きくなりました。現存する建物は、徳川家光が寛永19年(1642)に竣工したものになり、建物は国宝に指定されており、廻廊は国重要文化財に指定されています。ご本尊の前には、最澄の開山以来1200年間絶えず灯り続ける「不滅の法灯」が安置されており、灯りは油が尽きてしまえば消えてしまうことから「油断」の語源にもなったと言われています。平成27年(2015)から大改修が行われており、完成予定は令和7年(2025)。
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